スタッフブログ

リフォーム。解体中にわかること

リフォーム工事に入ると、ほとんどの場合最初に今までお使いの住宅設備や、お部屋の壁・天井・床などの解体と撤去作業が始まります。

長年暮らした住まいには、知らない欠点があるかもしれません。解体して始めてわかります。

↑断熱材がありません。

ユニットバスの取替のため、元のユニットバスを取り除いたら、なぜか外壁の内側には1面全く断熱材が入っていませんでした。もちろん、今回きちんと補填しました。

「断熱窓なのに、どおりで寒かった」と合点がいったそうです。

 

腐食し脱落。

こちらは、鉄骨造の建物の例です。1階壁の下地材と、階段を支える柱が腐食し錆てボロボロ、落下している部分もありました。この壁面の外壁材に後付けでいろいろ取付ていましたので、その釘やビス穴から漏水していたようです。屋内側の配管からの水漏れはありませんでした。

「このままではある日階段が外れてしまうところ」だったかもしれません。

このように、工事中に発見したことは施主にご説明のうえ、修繕・改善させて頂きます。

悪いところは取り除き、補充し、補強しました。

家庭で手軽にSDGsを 「雨水の利用」

今回、ご紹介するのは金沢市東部にお住まいの方からのご依頼です。 

溜まった雨(あま)水を利用して、お庭の草木(鉢植え)に水をあげています。

小屋に雨樋を取り付けるに当たり、もっと上手く水をためる工夫は出来ないのかしら?

 

 

 

 

 

 

 

金沢市の補助制度を利用して、雨水タンク設置はいかがですか?

 うれしいけど補助の申請や自己負担もかなりありそう!

 メンテナンスに手間が掛かりそう!

もっと手軽に安価に雨水を効率よく集め、草花や植木に水をあげられないかしら?

そこで、私どもが提案して取付けさせたいただいたのが 『雨水取出し口』

普段は、樋のままの姿で、雨が降りそうになったら「パッコン」と開いて、ためる桶に。

 

 

 

 


今回は、小屋の軒の樋、竪の樋を設置依頼に合わせて設置しました。

DIYが得な方はご自身で。ご心配の方は私どもが。 

(記事:営業 水内誠)

リノベの術 別用途の収納に作り替える

配線用の穴です。

地袋をテレビ台用途にリノベーションです。棚板の奥は上下の配線スペースを確保するため細工して空けてあります。

 

 広々としたリビングに大画面のテレビを置き、ゆったりとソファに腰かけて過ごす。工事の際にお望みのお声をよく伺います。
 改修工事の場合、限られた空間を広く使うアイデアがあれば、それを可能にできることも多いです。

 こちらは8畳間に地袋付の居間をリフォームし、畳からフローリングに床を張り替えました。テレビが大きいので、これまではテレビ台が部屋の一角を占領していました。
 長年使っていないものが収納されていた地袋。長さは2間(約3.6m)あります。中を確認してもらい半分は整理・処分可能ということで、地袋のスペースを利用してテレビと周辺機器類の置き場所を作りました。大きなテレビ台を処分することができ、広々としました。

 

伝統的街並み 外観回復工事

武士系住宅群、金沢市伝統的街並み区域「武家屋敷群」として指定した区域にある長屋。

【現状の外観】

 

現在4軒一棟の築年数100年という物件を市の補助金制度を活用し、外観回復工事を念頭に改修計画中です。

耐震工事と断熱工事をしっかり施したうえで古き良き金沢を残すべく進めております。

とはいえ、工事費用の点では施主の立場からどう考えられるか?意識の高い施主の理解あってこそ。住みよい空間と街並みへの貢献と両立できる価格も大きな課題です。

☆具体的には、漆喰壁や木製建具、格子戸、外壁下見板張りなど、伝統的なデザイン継承を念頭に復元することです。(昭和25年以前の建築に限り)

歴史を今に伝える意義深い建物を想い、胸を熱くしています。

 

 

【構想外観図】

タイルと鏡 ④

モザイクタイル ミラー

 壁配管スペースを利用して、歯ブラシ立てやコットンケース置きに。ガラスモザイクタイル貼りにしました。洗面所廻りの収納は、アンティーク調家具を利用しているので個性的なペディスタルな洗面化粧台とは相性が良いですね。鏡は逆にシンプルな正方形ものと、アームミラーを設置しました。

 ☆ガラスモザイクタイルに自然光がさすといろんな表情を見せてくれます。

 

アンダーカウンターの手洗い陶器を使ってモザイクタイル貼のカウンター制作

同じ住宅の別室トイレ手洗いカウンターです。カウンター面と正面壁を全て白いモザイクタイル貼りにしました。

アイデアって? じゅらく壁補修

素材を変える事で新たな魅力に!

トイレ改修工事でドア位置を左に寄せてPanasonicベリティスドアWB型を
取付けたことで じゅらく壁の補修が必要になりました。
しかし、経年変化で同じ色を塗ったとしても色の違いは歴然になります。
そこで『デザインウォール 波 』無塗装品の取付を提案。
既設の木色に合わせて塗装しました。 新たな魅力になりました。

デザインウォール波
(無塗装品)

リフォーム工事と健康・環境を守ること。

厚生労働省 令和3年度ポスター

 もう1ヶ月余、4月1日からの工事に際してアスベスト含有の事前調査の報告義務化が始まります。
・・・つまりどういうことかと言うと、100万円(税込)以上のリフォーム工事には事前調査をすることになります。そのため、すぐに着工というわけにはいきません。

 まずは調査です。これに関しては私共にお任せ頂ければよいのですが、場合によっては、分析調査が必要になりますので、工事を始めるまでにお日にちを頂くことになります。また調査の結果がアスベスト含有建材があった場合は、2週間前までに除去計画を届けることになり、着工はますます先になります。

 『トピック:平成18年以降に建てられた建物はアスベストの使用が全面禁止されています。まずは建設時期のご確認を。』

〇「アスベスト=石綿」ってなにか?

 「石綿(アスベスト)は、天然の繊維状鉱物で、「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。石綿(アスベスト)の繊維は、肺線維症(じん肺)、中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることも知られています。
現在では、石綿(アスベスト)を含む製品の輸入・製造・使用等は禁止されていますが、過去には建材などに使用されてきたことから、建築物やその他の工作物等に石綿(アスベスト)を含む建材が使用されている場合があります。」(厚生労働省 情報サイトより抜粋)

 現在は使用禁止になっているものが使われているかもしれないだけでも、心配ですよね。では、どんなところに使われている可能性があるかというと・・・

 

こんなにもアスベストが使用されているかも?(厚生労働省 情報サイトより抜粋)

 

 

 

・・・全部、じゃないか💭・・・

と、あきれてしまいますか?安価で、防火や断熱(防音)、絶縁などの多機能の目的から使われていましたので、建物を建てた時期や各々の素材を調査することになります。(1970~1990年には建築現場では使われていました)

 歳がばれてしまいますが、私が小学生だった頃には学校の工事をしていて、アスベスト吹付をしていたことを覚えてます(-_-;)

 ともかく、リフォーム工事には別途日数や、場合によっては費用負担もあるかもしれません。

 補助金制度は、国はあります。石川県や金沢市ではまだ具体的な対応はなさそうです。

 

 

 

 

 家を修繕し、住まいを守ることは家をよく知ることですね。つくづく思います。そして、私たち建築のお仕事をさせてもらっていますが、より一層の勉強を日々重ねていかなければと感じ入ります。

 これからもきっと、みなさんの健全な生活をお手伝いします。

金沢の街並みを残したい。

古い建具を使用。街並みに溶け込む。

 当社の所在地、金沢市では、伝統的外観の修景・修復や外構工事の費用補助金制度があります。今年度には木塀への補助も始まりました。ぜひとも、金沢の良き風景、懐古を忘れずに暮らし紡いでゆきたいと常々思います。
 とはいえ、個々の財産でもある住宅の建築には、建設業を生業としていても立ち入れないお話も多々あります。金沢の地で住まい、街並みを愛おしく少しでも思うところがありましたら、微力ながらご協力させて頂ければ幸いです。

 街並みに溶け込むために工夫したことを紹介します。

金澤町家。あずま建 武士系。築80年以上。

 切り妻屋根の軒を連ねていた、この界隈でも次々と佇まいは変貌しています。この度立替を決めたものの、街並みを残したいという思いから継承しました。2階の木製窓も使用し、立替前の出窓部分を再現しつつ、デザインし直しています。

【おまけ】
 こちらの住宅では、内部にも木製建具も移設しています。

立替前の玄関、内部建具。年季の入った戸とガラス。

奥の趣味室への扉に立替前の戸を移設。戸を開けた空間からは、和の趣に。

立替前の階段を梯子に作り替えました。(趣味室)

立替前の玄関の木製飾り照明を床の間に。(2階6畳間)

 

新商品の内覧会に行って来た話。

2022年2月8日。「Panasonicの新商品内覧会2022」に行ってきました。
今回はその中から。リモートワークで〝あったらいいな〟と思った方も多いのではないでしょうか。コンパクトな空間の快適、機能的、おしゃれに提案できる商品をいくつか紹介します。

畳1帖のワークスペース。リモートワークに。小さく間仕切った空間が自分だけの豊かな場所に。ガラスにより透過性があるので閉塞感なく。

 こちらは「採光間仕切り しきり窓」と「インテリアカウンター」の組み合わせです。狭さを補う方法はいろいろありますね。当社でも2帖分の書斎を改修工事の際に施工させてもらいましたので、またいずれご紹介しますね。

 

 次は「キュビオス」という組み合わせ自由自在のシステム収納を使って、壁面、空間利用に提案がありました。有孔ボードやマグネット対応ボードを適所に配置し、道具を吊り下げて・・・仕事し易そうですね。

 特筆すべきは、扉の面材がマグネット対応になっていること。今回、出入口のドアにもマグネット対応ができるようになりました。

1.5帖スペースのキュビオス。扉はマグネット対応。

他にもキュビオスの使い道がモデル化されていました。

家事の要、掃除用具の収納。こうだったら掃除するのもストレスないかも。

 

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