リフォーム工事と健康・環境を守ること。

厚生労働省 令和3年度ポスター

 もう1ヶ月余、4月1日からの工事に際してアスベスト含有の事前調査の報告義務化が始まります。
・・・つまりどういうことかと言うと、100万円(税込)以上のリフォーム工事には事前調査をすることになります。そのため、すぐに着工というわけにはいきません。

 まずは調査です。これに関しては私共にお任せ頂ければよいのですが、場合によっては、分析調査が必要になりますので、工事を始めるまでにお日にちを頂くことになります。また調査の結果がアスベスト含有建材があった場合は、2週間前までに除去計画を届けることになり、着工はますます先になります。

 『トピック:平成18年以降に建てられた建物はアスベストの使用が全面禁止されています。まずは建設時期のご確認を。』

〇「アスベスト=石綿」ってなにか?

 「石綿(アスベスト)は、天然の繊維状鉱物で、「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。石綿(アスベスト)の繊維は、肺線維症(じん肺)、中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることも知られています。
現在では、石綿(アスベスト)を含む製品の輸入・製造・使用等は禁止されていますが、過去には建材などに使用されてきたことから、建築物やその他の工作物等に石綿(アスベスト)を含む建材が使用されている場合があります。」(厚生労働省 情報サイトより抜粋)

 現在は使用禁止になっているものが使われているかもしれないだけでも、心配ですよね。では、どんなところに使われている可能性があるかというと・・・

 

こんなにもアスベストが使用されているかも?(厚生労働省 情報サイトより抜粋)

 

 

 

・・・全部、じゃないか💭・・・

と、あきれてしまいますか?安価で、防火や断熱(防音)、絶縁などの多機能の目的から使われていましたので、建物を建てた時期や各々の素材を調査することになります。(1970~1990年には建築現場では使われていました)

 歳がばれてしまいますが、私が小学生だった頃には学校の工事をしていて、アスベスト吹付をしていたことを覚えてます(-_-;)

 ともかく、リフォーム工事には別途日数や、場合によっては費用負担もあるかもしれません。

 補助金制度は、国はあります。石川県や金沢市ではまだ具体的な対応はなさそうです。

 

 

 

 

 家を修繕し、住まいを守ることは家をよく知ることですね。つくづく思います。そして、私たち建築のお仕事をさせてもらっていますが、より一層の勉強を日々重ねていかなければと感じ入ります。

 これからもきっと、みなさんの健全な生活をお手伝いします。

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