金沢の街並みを残したい。

古い建具を使用。街並みに溶け込む。

 当社の所在地、金沢市では、伝統的外観の修景・修復や外構工事の費用補助金制度があります。今年度には木塀への補助も始まりました。ぜひとも、金沢の良き風景、懐古を忘れずに暮らし紡いでゆきたいと常々思います。
 とはいえ、個々の財産でもある住宅の建築には、建設業を生業としていても立ち入れないお話も多々あります。金沢の地で住まい、街並みを愛おしく少しでも思うところがありましたら、微力ながらご協力させて頂ければ幸いです。

 街並みに溶け込むために工夫したことを紹介します。

金澤町家。あずま建 武士系。築80年以上。

 切り妻屋根の軒を連ねていた、この界隈でも次々と佇まいは変貌しています。この度立替を決めたものの、街並みを残したいという思いから継承しました。2階の木製窓も使用し、立替前の出窓部分を再現しつつ、デザインし直しています。

【おまけ】
 こちらの住宅では、内部にも木製建具も移設しています。

立替前の玄関、内部建具。年季の入った戸とガラス。

奥の趣味室への扉に立替前の戸を移設。戸を開けた空間からは、和の趣に。

立替前の階段を梯子に作り替えました。(趣味室)

立替前の玄関の木製飾り照明を床の間に。(2階6畳間)

 

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