RC造のリノベーション《お住まいのご感想頂きました》
これまでも、RC構造の2階で生活していて、頑丈なコンクリートの壁で仕切られたいくつもの部屋に分かれていました。
断熱が十分でなく、特に冬は1日中ファンヒーターが必要で寒かったです。
ただ、東側の縁側や西側の広いテラスはお気に入りでしたので、そこから差し込む日差しは今回のリフォームでも残したかったところで、こだわった点です。
和室・寝室・物置の3部屋をひとつの広いリビングダイニングにし、テラス側には大きなガラス戸を入れ、空の色の変化を楽しむことができます。部屋の間仕切りもなく、全て透明な引戸で家全体が一つの空間になりました。
離れて住む孫たちもこの夏はテラスでプールやバーベキューを楽しんだり、エレベーターまわりの広いホールで走ったり かくれんぼをしたりと、連休中も家でゆっくり楽しんでいました。
私たちの友人も遊びに来ると居心地が良いのか、ワイン片手に時間を忘れ、話し込んでしまいます。
高齢の父のために設置したエレベーターではありますが、重たい買い物がある時にはとても助かっています。
from Staff
始めに、施主様から大枠のリフォーム構想を頂いた時には、現在の広いLDKのご希望がございました。1階よりは、2階のワンフロア全体のリフォームへと打合せの中でお話しは進み、見通し・風通しの良いご希望の形になりました。
建物は築年数が50年を超えており、商店向きの広い空間は断熱性能についてはお粗末な状態でした。ご希望を叶えるためには、断熱をフロア丸ごと壁・床・天井に十分に満たすことが必要不可欠でした。そのうえで、断熱性能の高い窓や、連動の片引きのスクリーンパーティション(クリア)により開放的な大空間を可能にしました。視線を通すことにおいては透明な「しきり窓」の間仕切り、フルオープンサッシなどもテーマを大切にされた施主様のお気持ちに寄り添えたことと思います。