RC造のリノベーション②《間取りの大幅変更を詳しく解説》
大幅な間取りの変更を、リクエストにお応えしてご紹介!
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- 南東角部屋の壁・床・天井をしっかり断熱。
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- 東の窓からたっぷり日照を得られる食堂でしたが、持ち出している部分は天井と床が断熱不足。大きな窓も単板ガラスで冬は寒さが堪えたと思います。
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- 階段・エレベーターホール。階段の2方は本棚になっています。ホールと「しきり窓」で書斎スペース、その先は広いベランダ。
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- 階段幅も広くゆったり広いホールでしたが、4方を間仕切り壁で囲まれていました。天井にあるトップライトからの明かりを。
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今年度の国と県の省エネ関連補助金を受けています。
前回に引き続き、施工例のご紹介を。
居住空間の計画そのものを、大きく変更しています。
浴室とトイレ、階段ホールを残し反転したような住まい方です。
広いルーフテラスを最大限に活かすために、LDKを東から西へ。西日対策は外壁位置を後退させクリア。
かつてのキッチンは断熱対策をしっかりした上で、寝室に。こちら寝室は西から東へ。
東の一番明るいスペースは、全面ガラスの室内しきり窓により、連続したスペースを書斎にしました。フルオープンの折れ戸により解放時はベランダとも一体の空間になります。
階段は踊り場から動線を変更し、180°回転を90°に。これにより生まれた吹抜け部分にはホームエレベーターを設置しています。1階から快適に暮らせるよう動線計画しました。広すぎた玄関は半分は収納スペースにしています。それでも十分広い玄関です。
広い道路に面した角地という好立地と、RC造のスケールを活かした間取りにできたと思います。東と北の道路側、西のルーフテラス側の3方は視線を抜けるように工夫しました。解放感は最大に。断熱という快適さはもちろん、これから長く暮らしていただけるようにと願い設計施工させて頂きました。
(次回は、家事動線の工夫と収納についてを)